2020年07月08日

今日はエアコンクリーニングを極めるという内容について書いていきます^^

とりあえず今のエアコンクリーニングの現状！

１、作業できる人が増えた

２、分解するのが難しくなった(お掃除エアコン等）

３、単価が下がっている

これが今のハウスクリーニング業界の現状です。

そんな状況だったので花いちもんめ（当社）ではエアコンクリーニングをやめようか。という話合いもこれまで何回も行われてきました。


一般住宅のエアコンクリーニングは単価の割にリスクが高いです。

今だと業界の平均単価はおよそ１万円がいいとこでしょう。

それに対して

・分解における部品破損リスク

・部屋内を汚してしまうリスク

・水漏れリスク

・洗浄不足による臭いリスク

等々エアコンクリーニングにはリスクがたくさんあります。





Twitterなんかでも業者に頼んだら土壁を濡らされて水の垂れ跡が残ったなどのツイートも見かけます。


これは知識や技術の少ないサービスマンによって起こるトラブルです。

さらに新規参入が増えた事により単価も５０００円で作業する業者も出てきたりとエアコンクリーニング業界は今やレッドオーシャンになっています。

しかしこのまま指をくわえて今の状況を待っていても単価を上げる事は出来ません。

そこで花いちもんめでは

完全分解洗浄の技術を学び商品化の準備を進めています。

完全分解洗浄とは・・・・・

通常のエアコンクリーニングではお客様のお宅に伺い

壁にかけてあるまま高圧洗浄をして汚れを落とすのですが

完全分解洗浄は

お客様のお宅のエアコンを一度壁から外して持ち帰り

部品一つ一つを分解して完璧に汚れを落とす洗浄の事です。

今のエアコンクリーニングのシェアの90％以上が壁掛けエアコンクリーニングなのですが、確かに機種によってはほぼ１００％に近い汚れを取る事が出来ます。

しかしほとんどの機種はおおよそ８０％前後の汚れを取る事しかできません。

これが壁掛けエアコンクリーニングの弱点です。

ではなぜこの完全分解洗浄をみんなやらないのか？

それはやらないのではなくて出来ない。

この完全分解洗浄にはエアコンクリーニングのの分解の技術の他に

エアコンを取り外す・取り付けるというこの２つの技術が必要になってきます。

それがなかなかお掃除屋さんには難しいのです。

元々この完全分解洗浄は昔町の電気屋さんが行っていた工法です。

お客様のエアコンを付けかえる際に外してお掃除をしてまた戻すという事をやっていました。

しかしCMやなんかでエアコンクリーニングの映像が流れるのは全て壁掛けエアコンクリーニング映像ばかり

いつの間にかこの工法がエアコンクリーニングと呼ばれて皆に認知されるようになってきました。

私自身この工法で１０数年やってきました。数にすると数千台と言うエアコンを洗ってきました。

しかしその中で３件程クレームを受けた事があります。

そのクレームの内容は

『エアコンクリーニングをしてもらったんだけどまだ匂う』

どれもこの内容でした。

自分はエアコンクリーニングで一番気を付けているのが汚れ残りです。

洗浄にはかなりしっかり時間を掛けます。

技術的な洗い残しはないはず。

現にクレームを受けて再洗浄に伺っても汚れは出てきません。

それはエアコンクリーニングの技術不足が原因ではなくて壁掛けエアコンクリーニングの限界でした。



この画像を見てください

これはエアコンの裏面（壁側）の画像です。

壁側の保温剤にカビがびっしり生えてしまっています。

これを壁掛けエアコンクリーニングで落とす事は不可能なのです。

この他にも裏ドレンパンやファンの奥なんかは壁掛けエアコンクリーニングでどれだけ時間を掛けてクリーニングをしても汚れを取る事は不可能なんです。


これが原因で臭いがするという事でクレームになる事は正直しょうがない事なんです。


しかししょうがないで終わらせてはプロではありません。

その為に花いちもんめではエアコンクリーニングの完全分解洗浄を勉強して商品化していきます。

もちろん今まで道りの壁掛けエアコンクリーニングも続けていきます。

完全分解洗浄となるとどうしても料金が３万円程かかってしまいます。

通常のエアコンクリーニングだと１万円前後

決めるのは私たちではありません

『少し汚れが残ってもいいから１万円程度に抑えたい』

『お金がかかってもいいからとにかく完全に汚れをとってもらいたい』

どちらも正解です。

それをお客様の為にご用意するのが私たちの仕事です。


自己満で技術を学ぶのではなくてお客様の要望にお応えできるように日々技術を学んで実行していきたいと思います。

では次回は『完全分解洗浄』のやり方や流れをブログでアップしていきたいと思いますのでどうぞよろしくね^^

それでは^^

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